2009-01-01から1年間の記事一覧

本日にて外来も終わり

本日の午前で今年の診察は終了いたしました。お疲れ様でした。今年は講演依頼が多い年でした。数えてみると、年に11回も講演をしていました。ほぼ月に一度、週末をつぶしていたことになります。月〜金の週日をすべて臨床活動に費やしている身分としてはち…

迫りくる年末

♪も〜い〜くつ寝ると〜お正月〜♪ 今年もあとわずかとなりました。坪井眼科は年末28日午前まで診察で午後大掃除、年明けは1月4日から診察、5日より手術という予定になっています。昨日は、年末恒例のお歳暮のお裾分けをいただき、年末モードも高まってき…

当院のOCTの紹介 第二回

光干渉断層計(OCT)の紹介Part2です。 先日は白内障の術前検査として説明しましたが、今回は緑内障の検査としての紹介です。 白内障と緑内障は名前は似ていても全く別物です。 前者は目の中のレンズが濁る病気、後者は目の神経が弱っていく病気です。 白内…

眼瞼下垂の手術について

昨日にも院長が述べたとおり、当院では眼瞼〜眼窩領域の専門医に来ていただいて眼瞼下垂の手術を行っています。 患者さんの中には、この手術をお勧めすると「眼科でもできるのですか?」と聞かれる方がよくおられます。 たしかに、まぶたの手術と聞いて先に…

本年最後の予定手術

今日は本年最後の予定手術日で、白内障手術が行われました。今年はいろいろと成果の多かった年だったと思います。不況のためか自費診療部門(LASIK)が落ち込みましたが、手術場の余った時間を利用して硝子体手術や眼瞼手術を増やすことができました。当院に…

多焦点+LASIK

今日は専門の先生に来ていただいて、眼瞼の手術が行われています。主に瞼が下がってくる症状の方のための手術で、他に、睫毛が目にあたって困る方などが対象となります。眼瞼の手術はもちろん眼科の専門分野ですが、昔はあまり専攻する先生が少なかったと思…

手術前の患者さん

この度3人目のブログ要員に指名されました、Hと申します。院長の『あんたも書きいや!』のひと声で参加させていただくこととなりました。ブログを書くって初めてのため院長に『どのような規制がありますか?』とお聞きしたところ、第一声『放送禁止用語使っ…

破嚢−2

今日も白内障手術が行われました。中に、やや程度の強い角膜混濁の方がおられました。どうしても手術の遂行が困難であれば、一昨日ご紹介したシャンデリアを使う方法があります。硝子体腔からのレトロイルミネーションです。でも、今まで、それほどの強い混…

破嚢

今日も白内障手術を行いました。極小切開に変えてから破嚢を経験していないと書きました。正確に言えば、「超音波やIAチップによる破嚢」ということです。それ以外の破嚢ならば、たとえば、posterior lenticonus例や、もともとチン氏帯がはずれかけている例…

ツイン シャンデリア

今週と来週とで今年の予定手術は終わりです。今日は、硝子体手術他が行われました。ドルク社のブライトスターはシナジェティックス社のフォトンと並んで、硝子体手術用照明装置の双璧です。どうやら、もともと後者が先行し、市場が開拓されたところに、前者…

クリスマスパーティー

今日は恒例のクリスマスパーティーがホテル日航で行われました。好きなプレゼントがあたったかな?いろんなゲームで楽しいひととき。

ピアニストあれこれ

今日は昼からLASIKを何件か行いました。LASIKはいつの間にか美容外科の専売特許のようになってしまっていますが、眼科手術のひとつであるのは間違いありません。当院のホームページにも書いてありますように、白内障手術とどちらが適応か迷うことも多く、ま…

シューベルトのピアノソナタ

今日も白内障手術。特に問題もなく、無事終了いたしました。白内障手術は申すまでもなく眼科でも最も件数の多い手術です。LASIKを除きますと、眼科で行われるほかの手術、硝子体手術や緑内障手術、角膜移植術などを合計しても白内障手術には遠く及びません。…

極小切開白内障手術

今日は白内障手術を24件(!)行いました。これが一日のマックスの数です。さすがにこれだけの数をするとちょっと疲れます。特に、最近は極小切開用の20Gチップ(昔のマイクロチップ)を使っており、核乳化吸引の能率が19Gに比べて落ちるため、よけい…

ワイドアングル硝子体手術観察システム

今日は白内障手術を行いました。今週は月、火、水と3日、白内障手術を行います。世の中不況になり、患者さんの受診は減ってきています。特に美容外科やLASIKなどの自費診療は目に見えて減っているようです。そんな中、白内障手術は減る気配がありません。メ…

当院のOCTの紹介

本日は院長が学会のため不在でしたので、代役としてこのブログに2回目の参加です。今回はOCT(光干渉断層計)の紹介です。 今年、当院には最新のOCTが2台入りました。 眼球の前の方(前眼部)と後ろ(後眼部)でそれぞれ専用にOCTがありますが、今回は後眼部…

ラフマニノフ

今日はLASIKを行いました。最近、フラップの作成はSBK(サブボーマン ケラトミリューシス)で行うことが多くなりました。フラップを少しでも薄くすることにより、医原性円錐角膜を予防するとともに、より広い範囲の照射が可能になり、視機能アップにつながり…

ホロヴィッツの戦前録音

今日はまたまた白内障手術が行われました。手術の帰り、CDラックをふと見ると、一か月ほど前から探していた「ホロヴィッツ戦前録音集」を見つけました。 これは、ホロヴィッツがRCAと契約する前、ヨーロッパでHMV(his master's voice)に録音したSP録音をCD…

23G + シャンデリア

今日も白内障手術を何件か行いました。2年前の春、硝子体手術の機械を買い替えた際、23〜25G対応にするべく器械をそろえていましたが、その頃、東京の有名な先生がご開業され、「無縫合の23Gで感染がおこる」とおっしゃっていましたので、ちょっと怖…

眼内レンズ縫い付け手術

今日はIOLの縫い付け手術などが行われました。縫い付けにはいくつもの方法があり、眼科医にとって腕の競いどころとなっています。縫い付けの原因は水晶体全摘出の後や、最初のIOLがずれてきたことなどです。IOLがずれる際、入っている嚢がはずれている場合と…

はじめまして

はじめまして。 今年の4月から坪井眼科の常勤医となった福永と申します。 時々このブログに参加させていただくことになりましたのでよろしくお願い申し上げます。初回はレーシックについて述べてみたいと思います。 レーシックの術前検査では近視度数の測定…

PTKと白内障手術の順序

今日はLASIKを数件とともに、ひさしぶりにPTKを行いました。表層性角膜混濁に白内障を伴った症例です。角膜混濁の原因としては、顆粒状変性、帯状変性、格子状変性などありますが、いずれも、表層の混濁が広がると視力低下を伴ってきます。高齢者ではさらに…

IFISに球後注射

今日の白内障手術症例の中に、先週てこづった方がおられました。ハルナール内服でIFIS(intraoperative floppy iris syndrome)があっただけでなく、術中の体動が酷かったのです。IFISでは点眼麻酔が効きにくいのか、こんなことも多いです。そこで、今回は、…

後水晶体円錐 posterior lenticonus

今日はお昼から白内障手術を行いました。そのうちの一例で、後水晶体円錐(posterior lenticonus)を認めました。40代以下の若い世代の白内障で時々みかけます。年に2〜3例といったところでしょうか。水晶体が硝子体と接する中央部分が濁り、嚢が後ろにや…

はるちゃん優勝!

今日23日はドッグランの会がありました。シェパードやラブラドールに混じって、われらがはるちゃんも参加!親子椅子取りゲームで見事優勝しました。 お母さんと一緒に回ります。 音楽が止るとお母さんは椅子へ。 この時、お座りができなければ失格です。 …

角膜内皮

角膜内皮とは黒目の表面の膜の内側にある細胞のことで、これが少なくなると角膜が濁る原因になります。これを水胞性角膜症といいます。内眼手術により内皮細胞数が減少することがあり、そうなると手術が原因で角膜が濁ることになり、手術前にそんな可能性が…

金曜日の集い

毎週金曜日の午後は、次週に予定されている手術の検討会を行っています。 メンバーは院長、F先生、看護師長、検査スタッフ、診察介助スタッフとOPE室関係者の私です。検討会で決まったことや連絡事項などを次週のOPEまでにスタッフが院内に配信しています。…

OPE室の催し

私は、手術室やLASIKなどを担当しています坪井眼科看護師のK.Aと申します。 時折、「坪井眼科ニュース」に登場させてもらうことになりました。ブログ初心者ですが、どうぞ宜しくお願い致します。 今週3日間の白内障手術を終え、OPEなし日を迎えた手術室では…

今週は3日連続

白内障手術でした。合計で65例(眼)を数えました・・・。これだけの数の中には、核の硬いのや真白なのや、浅前房などあたりまえです。一番厄介なのは、小瞳孔、チン氏帯脆弱、硬い核が重なった症例で、ECCEでも手こずるタイプになります。最近の超音波手…

脈絡膜出血

今日も白内障手術の日でした。一つのお部屋で、清潔の看護師さんがトレーニングに入っていましたが、時間どおりに無事終了いたしました。さて、昨日の手術症例の中で、久し振りに脈絡膜出血=駆逐性出血(疑い)を経験いたしました。何事もなくIOL挿入したあ…