すでに先月の話ですが、ペットボトルで配布された殺虫剤を誤飲して高齢女性が重体となってしまった事故がありましたね。（2011年5月17日の朝刊より）
お茶のラベルが貼られたままのペットボトルに殺虫剤を入れて自治体が配布したとのことで、まさに危険極まりないです。
この一件で思い出したのですが、目でも同じような誤飲ならぬ誤点眼の事故はたまに見かけます。
この写真を見て何を思われるでしょうか？
すべて点眼薬に見えますが、実は真ん中の容器は電動ひげ剃り用オイルです。
他には水虫薬、下剤、接着剤などでも似た容器のものがあり、まちがえて点眼してしまったと受診する患者さんは時々おられます。
以前に、水虫薬を誤って点眼し、角膜上皮がすべて剥がれてしまった患者さんもおられました。（幸いにもきちんと回復しましたが...）
点眼は他のお薬とはしっかり分けて保存し、ご使用の際にも再度ご確認ください。
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参考までに、水虫薬（抗真菌薬）の容器も載せておきます。
