当院では通常、木曜日はレーシックの手術日です。しかしながら、最近は白内障手術の予約待ち期間が長くなっているため、木曜日もたまに白内障手術を行って、待ち期間の短縮に努めております。
というわけで、今週は火曜・水曜に引き続いて本日も白内障手術を行いました。
本日は前嚢染色（ICG）を2眼と、昨年登場したばかりの新しい粘弾性物質を2眼で用いました。
粘弾性物質については先週も院長がこのブログ内(4/13)でご紹介したとおりです。
私が眼科医になったばかりの10年前には粘弾性物質にはあまり選択肢がありませんでしたが、近年は様々な特徴を備えた粘弾性物質が何種類も登場しました。そのおかげで、手術がますます安全にできるようになり、本日もその恩恵にあずかることができました。
普通の目の患者さんならばどの粘弾性物質でも大差はありませんが、浅前房、極端な奥目、過熟白内障などで手術時にCCC（前嚢切開）が行いにくい患者さんには効果てきめんです。
本日は、今更ながらではありますが改めてその効果を実感することができました。粘弾性物質の使い分けが大事ですので、今後も症例を見極める目を鍛えていきたいと思います。
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