硝子体手術、三種の神器

今日はお昼から糖尿病網膜症に対する硝子体手術他を行いました。

現代版硝子体手術における三種の神器とは、無縫合カッター、ワイドビュー、およびシャンデリアでしょう。よほど複雑な症例で無い限り、一手法(左手がフリー)で行え、左手は強膜圧迫やシャンデリアの調整に使えます。

シャンデリアは27Gツインシステムですから、傷口のリークはほぼ0です。

微細な動きが要求されるピックやハサミなどでは、両手で器具を支えることが出来ますので、より安全かつ確実な操作が可能となります。

おまけに、結膜切開や強膜縫合が不要になったことにより、手術時間を大幅に短縮することが出来ます。日帰り手術にはもってこいの方法ですね。


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