エスカレーター

 4月15日から名古屋で開かれていた「日本眼科学会総会」に参加させていただきました。会場とホテルの間は地下鉄移動でしたが、駅の壁に下記のポスターが延々と張り巡らされていて、フリーズしてしまいました。

 まずエスカレーターの乗り方からなんですが、 
大阪・京都・神戸の三都は『右乗り左空け』がエスカレーター作法と心得ておりましたが、名古屋は『左乗り右空け』が主流だそうで、新幹線降りるなり立ち居地に違和感を感じずにはいられませんでした。
 諸説によりますと、1970年の「大阪万国」開催時にアメリカ人のために『右乗り左空け』がPRされ、関西に定着したということですが、関が原は越えられなかったようです。
が、しかしここに新事実が判明しました。
エスカレーターは元々片側を空けないで乗ることが基本。片側を空けて急ぐ人が歩いて通るというのは自然発生的に生まれてしまったもの。本来はステップの黄色い枠の中に立ち、必ず移動手すりを持つというのが正しい乗り方』
だそうです。さすが「日眼」勉強になりました。
 でもいくら正しい乗り方を伝授されても、認知度の低いこの手法を『大阪』で実行する勇気はありません。ひとり乗り用ならまだしも、幅広い板の上の真ん中に乗って無事に頂上までたどり着けるとはとても思えません。
 大阪の地下鉄の壁に貼ってある『チカンあかん』のポスターが上記の名古屋バージョンに貼り代わる日を期待します。
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