マイナスイオン

 梅雨入りし、お天気が不安定になっています。
雨が降ると気温が下がり、晴れると蒸し暑さでじっとりしてきます。
涼を求めて箕面の滝へ行ってみました。
お天気がよかったので景観はよく、滝の傍は涼しく、多くの観光者がいました。
滝のしぶきを浴びながら、「マイナスイオン、沢山吸えたかな?もう少しいただいてておこう」と はりきって何度も深呼吸をしてきました。


 ところで、マイナスイオンってなんでしょう?
身体によさそう、よく聞くし、家電製品も沢山あるし。身体の中が綺麗になるイメージでした。
少し調べてみましたら、疲労回復、精神安定、病気に対する抵抗力を高める、炎症を緩和する、血糖値の抑制など、健康増進効果があるといった効能についての論文が出ているようです。
やっぱりいいのだ!と思いましたら、「実態は統一的な定義もなく、健康に関する効果、効能の中には実証不十分であるものが多い。」と。マイナスイオン批判者による解説論文や著書もあるそうです。でも、マイナスイオンの家電製品あるし!と思いましたが、効果が実証されていない物が多いため、研究データを持っていないメーカーは「マイナスイオン」を宣伝文句として避けざるを得ないそうなのです。そういえば一時に比べ、マイナスイオンの文字を見なくなったような。また、関連商品が病気の治療を目的として使用することを標ぼうする場合は、医療機器に該当するとし、薬事法違反を警告されるそうです。「血液サラサラ」「体細胞の活性化」などと謳ってはいけないそうです・・・。
 でも決して悪いものではないですし、滝は涼しかったですし、滝までの道のりは運動になりましたし、綺麗でしたし、猿もいましたし、リフレッシュされたので身体によかったと思います。

i.k