緑内障の怖いところは、放置すると徐々に視野が欠けてしまい、それを元に戻すことは不可能ことです。
本日、当院で以前に緑内障点眼を処方していた患者さんが、数年ぶりに来院されました。
お聞きすると、別のことで入院したのをきっかけに受診が途絶えてしまったとのことです。
眼圧測定や視野検査を行ってみると、残念ながら予想通り眼圧は上昇しており、視野欠損も進行していました。
悪化しているにもかかわらず、なかなか自覚的には気付かないのが緑内障の怖いところです。
この患者さんについては、以前に点眼治療をしっかり行っていたころには眼圧は正常を保っており、視野欠損もあまり進行していませんでした。
受診と点眼が途絶えたことにより再び進行し始めたことから、継続的な治療がいかに大事かということが良く分かります。
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