無縫合ECCE

今週は月曜日に硝子体手術2件、今日はお昼から白内障手術が21件行われました。21件というと多いようですが、年間2000件くらいでしか過ぎません。

インドでは年間200,000件を行っているドクターがいるそうです。当院のなんと100倍!中国でも多いところでは10000件はあたりまえといいます。

インドでは超音波手術ではなく、アナログなECCEでこれだけの症例をこなしているそうです。無縫合ECCEでIOL挿入。所要時間はなんと3分!それでいて、超音波手術と変わりない成績というから驚きです(AJOに報告あり)。

無縫合ECCEはかってよく行っていました。問題は創が大きいことによる倒乱視化、術後視力の立ち上がりが悪いことなど、当然あります。現在の極小切開と比べるとかなり質が落ちるのですが、安価で大量というところがミソで、発展途上国の進行した白内障はこの方法でないとさばけないようです。

実は来週に一例、無縫合ECCEを予定しています。核の非常に硬い症例ではまだまだ現役の方法です。


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