今週で手術は終わり

今年の手術も今週で終わりです。今年もたくさんの手術を行いました。白内障手術、近視矯正手術LASIK、同ICL、網膜硝子体手術、緑内障手術などなど。幸いにして大きな合併症もなく、全例、成功を収めたと思っています。

今週は月曜に硝子体手術を3例行いました。一昨年くらいから23Gによる無縫合手術に切り替え、今年は結構な症例をこなすことができました。時間短縮だけでなく、術後の視力回復が早いという特長があり、硝子体手術といえども、入院が必要と思われるシーンはごくごく少なくなってまいりました。

数年前までは、硝子体手術の術後入院を提携病院にお願いしていたのですが、最近はそんなこともなくなりました。

今日はお昼から白内障手術を行いました。20例のうち、2例で多焦点IOLを使用いたしました。今年の中頃から、一体型のアクリルIOLをほぼ全例で使うようになり、手術の安全性が増したように思います。

2.5mmから2.2mm切開に変えることにより、想像以上の効果が得られます。当院では術前、術後の臨床データをすべてコンピューターに入力しており、いつでも簡単に手術の結果を統計的に観察することが出来るようになっています。

2.2mm切開にすることにより、術後早期の眼圧と前房フレア値(炎症の指標)が有意に低下することがわかりました。

明日は最後の白内障手術日です。


ST