後円錐で破嚢

昨日、今日と白内障手術が行われました。うち1例で真性の後円錐があり、ハイドロと同時に破嚢いたしました。予想しておりましたので、核を落とすことなく、IOLはアウトに固定して無事終了いたしました。

このような症例では、ハイドロダイセクションを行わずに手術をすればよいかもしれません。しかしそれでも破嚢しない保証はなく、無理に核を回す操作がかえって危険になるような気もいたします。最小限のハイドロで注意深く超音波操作をするのがコツでしょうか。

後円錐でも全例破嚢する訳ではなく、多分、1〜2割くらいでしょう。過去の記事を見ると、一年半前に書いてありました。


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