開院22周年

今日で坪井眼科は開院22周年を迎えました。社会人になったのが1975年、開業したのが1994年ですから、社会人として、勤務医よりも開業医としての生活が長くなりました。

勤務医としてよりも開業医としてのほうが、はるかにたくさんの手術、臨床経験が積めています。開業して本当によかったと思っています。

今日は、当院で副院長を勤めておられたFt先生が独立開業された初日でした。勤務医時代よりもたくさんの経験を積まれることを期待しています。

今日はお昼から白内障手術を14例行ないました。そのうち3例が多焦点レンズでした。

開業当初は白内障手術の破嚢率が4パーセントくらい、IOLが入らないこともままありました。IOLが無事挿入されるとうれしかったものです。

しかし、今や、IOLが挿入されただけでは満足できません。多焦点レンズでは、きっちりと嚢内に挿入されることが大切で、CCCに亀裂が入ったり、IOLの周囲がコンプリートカバーでないと、期待通りの結果が得られなくなります。破嚢などもっての他ということになります。

破嚢率0パーセント、IOL完全嚢内固定率100%をめざした手術となります。22年前と比べてはるかに要求度は上です。

幸い、進歩した手術器械、器具に助けられて、最近はほとんど破嚢を経験することがなくなりました。

ST