先週末から急に暑くなりました。熱中症にかからないよう、注意が必要です。熱中症はこの季節が一番多いそうで、理由として、１）体が暑さに慣れていないこと、２）今までと同じような野外活動をしてしまうこと、があるそうです。
運動をするときは、十分な水分補給、時々木陰で休む、風通しのよい服装などを心がけましょう。
今週は月曜日に黄斑前膜に対する硝子体手術などを行いました。硝子体手術は８月まで予定がつまっています。といいますのも、週に１例、せいぜい２例しか行っていないからです。小切開になって手術自体はずいぶん楽になりましたが、硝子体手術の場合、術後管理が大切で、また、ちょっとした追加手術や再手術の可能性もあるため、つめこむ訳には行かないのです。
硝子体手術に積極的な病院では、夜の９時ごろまで手術をすることも平気で行われています。予定以外の手術が多数発生するからです。それでも医師一人につき年間１００例くらいが限界でしょうか。
今日は白内障手術を２０例くらい行いました。うち、多焦点IOLを１眼に用いました。多焦点IOLはだいたい数％の使用頻度で落ち着いています。
真っ白に熟した白内障で、前嚢が硬く収縮した症例がありました。通常のセッシによるCCCは不可能で、前嚢ハサミにより切開いたしました。当然亀裂が入ったのですが、幸い後嚢に走ることなく、IOLを嚢内に挿入することができました。
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