色とりどりの手術

当院では午前は外来3診ですが、午後は1診のみで、代わりに手術が入っています。手術場は3室ありますので、最大、3名の術者が同時進行で手術を行うことができます。

 

今日は比較的多彩な内容で、白内障手術のほか、ゴニオトラベクロトミーとRVOからの出血に対する硝子体手術を行いました。

 

単焦点IOLの白内障手術だけだと、時間内に20例くらいこなすことができますが、トーリック、緑内障がらみ、硝子体同時が入ると、その分所要時間が長くなりますので、症例数が少なくなります。

 

各々、白内障単独手術の1.5、2、3〜5倍の時間を必要とします。トーリックでは軸のマーキング、IOLの軸合わせに時間を使います。ゆっくり落ち着いて手術を手がけるのが大切です。

 

ゴニオトラベクロトミーとは緑内障手術の一種で、隅角鏡で観察しながらトラベクルムを前房からのアプローチにより切開する手術です。谷戸先生のマイクロフックを使います。緑内障の単独手術です。

 

緑内障手術を白内障と同時に行う時は、谷戸式ではなく、アイステントを用います。その方が術直後の視力が良好だからです。

 

レーシックは月曜か金曜、ICLは月曜、多焦点IOLは月〜金、眼瞼手術は金曜に手術を入れています。

 

山根式強膜内固定(IOL挿入術)も最近よく行われる手術です。脱臼IOL摘出を同時に行うことが多く、硝子体との同時手術になります。

 

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