使用期限

目薬のボトルをよく見てみると、使用期限が小さい字で書いてあります。
これは食品などと同様に開封前の期限であって、開封後は「お早めに」ということになります。
一般的な点眼薬では開封後1ヶ月以内が目安であり、一部には1週間程度と決められているものもあります。
例としては、薬の添付文書には「箱から取り出した場合は、3ヵ月以内に使用し、開封後1ヵ月経過した場合は、残液を使用しないこと。」という具合に書かれています。
これを知らずに開封後何年もたった点眼を使ってしまう患者さんが時々来られます。
「最近目やにが多いのでこれをさしてみたら、充血しました」と言われて点眼容器を渡され見てみると、期限が「2004.11」という具合です。しかもとっくの昔に開封後...
これではもはや点眼薬ではなく、点眼毒(!?)です。
表示がとても小さいので見にくいかもしれませんが、目薬を使うときには有効期限と、開封後は1ヶ月まで(点眼によって異なります)ということに気をつけていただきたいと思います。
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P.S. この患者さんをみた翌日に蚊に刺されたので、いつも置いてある「ウナコー●」を塗りました。その後でふと容器を見てみると、期限が先程と同じく2004年でした... 患者さんに言う前にまずはわが身からですね...反省。