目薬の本数

目薬は飲み薬と違って、患者さんによって減り方がまちまちです。
ほとんどの目薬は1回1滴で良いのですが、もしもうまくさせずに1回で3滴も使ってしまったならば、3倍のスピードで減ってしまうことになります。
ですので、患者さんから「必要な本数だけ処方してください」と言われた場合には、今までの点眼の減り方をお聞きして、それを参考に処方する本数を計算しています。
参考までに、点眼は1滴で30〜50μlです。そして、1本あたりの容量は5mlのものが多いです。この場合、1日4回両目に使っても、1本がなくなるまでに2週間程度かかることになります。
実際、うまく点眼できる患者さんはこの計算どおりに点眼が減っていきます。
しかしながら、高齢もしくは手や目が不自由などの事情でなかなかうまく点眼できない患者さんも多く、その場合は何倍ものスピードで目薬が減ってしまうので、たくさん処方せざるを得ないのが現状です。
医療費もどんどん上がってしまうのですが...
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