PTK(治療的角膜切除術)の保険適用

エキシマレーザーと聞けば、近視を治すレーシックを思い浮かべる方が多いと思いますが、他にも、角膜の混濁を除去するPTK(Phototherapeutic Keratectomy:治療的表層角膜切除術)ができます。
4月からの診療報酬改定により、このPTKが保険適用となりました。これまでPTKは自由診療として全額自己負担でしたが、保険が適用されると患者さんの負担額がずいぶん軽減され、とくに角膜変性症の患者さんには良いニュースです。
当院では従来からPTKも行っており、このブログ内でも昨年11/26に院長がPTKについて述べています。下の写真は角膜変性症に対するPTK術前後のもので、角膜混濁がかなり良くなっているのが分かります。
来月からは当院でも健康保険を使ってPTKをできますので、角膜混濁による視力低下やまぶしさなどでお悩みの方はご相談ください。
(PTKでは、角膜の表層のみ削り取るため、濁りが深層にある場合は手術の対象外となります。)

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後日談
 4月以降は保険適応になる予定でしたが、認定基準に「入院設備」が含まれていたため、日帰り手術の当院ではPTKは保険適応となりませんでした。申し訳ありませんがご了承ください。