保険点数見直し

今日はお昼から白内障手術が22件行われました。期末ということもあり、手術の予約が多くなってしまいました。4月から消費税アップということで、3月に済ませようと思われた患者さんもおられたかもしれませんが、医療費の自己負担金は消費税をもともと頂戴しておりませんので、4月以降も関係ありません。

ただ、4月からの保険点数見直しにより、診察料、検査料、手術料などなど、価格が大幅に変わっております。結果、自己負担金が多少は変化することと思います。各医療サービスについて、下がっているもの、あがっているものが混在していますので、合計でどう変化するかは、予想がつきません。

当院のような日帰り施設では関係ありませんが、入院による白内障手術について、4月以降、大きな変化が見られました。白内障手術を病院に入院して受けた場合、一眼について4泊5日までとし、医療費は27万円くらいと決定されました。

これは、日帰り施設における標準的な費用(18万円程度)にくらべ、とても高額です。自己負担金は負担割合により、これらの費用の0〜3割となります。

また、白内障両眼の同日または隔日手術は、入院施設では事実上不可能になってしまいました。しかし、これは実際的ではありませんので、今後、見直しが検討されるかもしれません。

これらの変化については、白内障手術を「短期滞在手術」と位置づけ、なるべく入院させないか、その期間を減らしたいという意向があります。医療費削減策(効率的利用策)のひとつです。

エキシマレーザーを用いた治療的角膜切除(PTK)は、2年前に保健適応になっていたのですが、「入院ベッドを持っている施設のみ」というしばりがあり、診療所では算定不可でした。これが、今回からなくなったそうですので、当院のPTKも4月以降は保健診療として行う予定です。

一部の多焦点眼内レンズやLASIKなど自由診療や、コンタクトレンズの販売価格は、消費税アップ分値上がりします。詳細はホームページをご参照ください。

ST