アイセンター

7月に入って夏休みが近いからか、学生、生徒さんの受診も多くなっています。

開業したころは、「都心は人住んでないよ」と言われて、まあ、手術主体だから病院と同じで、通いやすいのが一番だからと答えていたものです。事実、患者さんのほとんどが遠方からの白内障手術希望者でした。

今もその傾向は多少残っているとはいえ、医院周辺の人口動態が大きく変化し、学童がとても増えているのです。小児科や耳鼻科の先生がわざわざ堀江地区を選んで開業してくるぐらいです。

ところで、最近よく「アイセンター」という名称を聞きませんか。「〜病院アイセンター」とか言って、病院の眼科を取り出し、独立した施設として運用してるのです。

これは、眼科の保険点数が関係しています。数年前まで、眼科の入院手術はすべて急性期医療としてカウントされ、眼科の入院期間が短いのが病院にとって利点だったところが、数年前の改正により、白内障手術がカウントされなくなり、中央手術部や病棟の使用をなるべく避けるようになったからです。結果、総合病院の眼科のみ取り出して、日帰り手術を主体に編成しなおす動きが出てきたのです。

自慢になりますが、坪井眼科が25年前から始めたコンセプトに、ようやく時代が追い付いてきたということです。

実質的なアイセンターとして、ほとんどの眼科手術を日帰りで手掛ける体制を作ってきました。開院以来の英語表記「Tsuboi Eye Center」の通りです。

手術までの待機期間も短縮するべく努力しています。

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