地域連絡室

今週も月曜日からたくさんの手術を行っています。糖尿病に対する硝子体手術、網膜剥離手術、白内障手術、緑内障手術などなど、手術そのものはもとより、術後の経過観察もとても重要になってきます。

当院では、眼科の先生からご紹介いただいた場合、可能な限り、術後早期にご紹介いただいた先生のところへ逆紹介するシステムをとっております。

しかし、患者さんによっては、「もう治ったので、もとの先生のところには行かなくてもよいだろう」と、自己判断される場合もあります。これは、医療用語で「コンプライアンス不足」と呼ばれることですが、時に、重要な所見の発見が手遅れになり、取り返しのつかない事態が発生することもあります。

そこで、当院では、「地域連絡室」という部署を設けております。ここでは、逆紹介された患者さんの情報を紹介元へ送るとともに、患者さん一人一人に連絡を差し上げて、ちゃんと受診されたかを確認することにしています。

この制度は、眼科手術開業医の中でもかなり珍しいものと思います。

白内障の手術が終わったあとでも、緑内障や眼底疾患が残っていることもとても多いです。逆紹介された患者さんには、定期的にお近くの眼科医を受診されるよう、お願いいたします。

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