アルゼンチン フラッグ

完熟した白内障は中身が硬い段階から、トロトロになって収縮するに至ることがあります。こうなりますと、完熟トマトと同じで、皮を剥くとすぐ中身が溶けて出てきます。

こんな白内障の手術は難しいです。米国では「アルゼンチン フラッグが立つ」と言って、恐れられています。


ウィキペディアより引用)

なんせ、CCCを始めようとしたとたんに、このように亀裂が走ることがあり、運が悪いとそのまま後嚢破損にいたり、核落下の危険すらあります。

今日は最後にそのような症例がありました。予想通りCCCには亀裂が入りましたが、なんとか硬い核も処理できて、IOLの挿入に成功いたしました。

アルゼンチンの現在の旗はもっとおとなしいデザインです。上の旗は18世紀ごろのものらしく、パルチザンの意思が感じられます。


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