ガラパゴスジャパン

外国人から見て日本のすごいところは「クールジャパン」ということで、当ブログでも紹介されています。これらは好意的な見方を集めたものですが、良いところばかりではありません。外国人から見たら「あれっ」と思われることも多々あります。これを仮に「ガラパゴズジャパン」と呼び、思いつくままに書いてみます。

よく言われるのは「カタカナが意味わからん」というものです。外来語を表すカタカナですが、まず、わざわざ、外国から入って来た言葉を区別する文字がある国はかなり少ないのではないでしょうか。たとえば英語では、外来語sushiとかkaraokeとか、すべて同じ文字で書かれます。韓国語でも同様です。

しかも、その発音が意味不明なのです。本来の発音を無理して日本語風に変えていることが多いのです。ここのところが特に紛らわしい。

major league baseballのmajorは「メイジャー」としか読めませんがなぜか「メジャー」。coffee(カフィ)はコーヒー。tomato(トメイトウ)はトマト。こんな例は枚挙にいとまなく、ほぼすべてのカタカナ表記の発音が異常です。

これに慣れている日本人は、本当の発音をいちいち覚え直さなくてはなりません。日本人が英語が苦手ということの理由のひとつがここにあります。

外来語の表記は誰が決めているのか?実は文部科学省および文化庁のホームページに外来語表記の法則が書かれています。国語の学者が意見を出し合って決めたらしい。それが、今やとんでもなくガラパゴスになっているとすれば、本当に近い発音を普段からなんとか表記していく工夫がもっとあってもよいのではないでしょうか。

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