濾過手術のデバイス

今週を含め、あと4週で今年の予定手術は終わりです。しかし、それまでは、相変わらず、手術の予定がたくさんです。

昨日は硝子体手術2例、緑内障手術1例他が行われました。緑内障手術(濾過手術)では、今はやりのデバイスを使用し、上々の結果でした。術翌日(本日)、前房形成良好、ブレブ良好、CD(脈絡膜剥離)−、そして眼圧が7mmHgでした。まさに、理想的な数値ですね。

ただし、これで安心はできません。術後の経過とともにブレブがつぶれたり、創の感染があったり、眼圧が上昇したりと、いろんなことが起きる可能性があるからです。勝負はこれからです。

バイスなしで行うよりも、より簡単、確実に水の流れを作り出すことができます。ややトリッキーなところもあった濾過手術がより易しい手術になったようです。

点眼薬でどうしてもコントロールできない緑内障患者さんにとって朗報です。

今日はお昼から白内障手術を20件行いました。インフィニティ OZIL IPにも慣れて来ましたので、ますます調子が上がってきました。とはいえ、時間にはこだわらず、丁寧な手術を心掛けています。


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