変視症

最近、テレビなどで「加齢黄斑変性症」の啓蒙キャンペーンが行われており、患者さんからもよくお問い合わせをいただきます。
真ん中あたりがゆがんで見えたり、暗く見えるのが代表的な症状です。
下図のような格子状の図柄を見たときに気付きやすいので、眼科の検査でも用いられています。

(日本眼科学会HPより)
ただし、ゆがんで見えるからといって黄斑変性症とは限りません。
他の病気で最近見かけたものとしては、黄斑に膜がはってしまう(黄斑前膜)、黄斑に水がたまる(中心性漿液性網脈絡膜症)、網膜の血管が詰まって黄斑部が腫れる(網膜静脈閉塞と黄斑浮腫)、以前にもご紹介した黄斑牽引症候群、糖尿病黄斑症など様々です。
病気により治療方針は異なりますが、治療が遅れると病状が悪化する場合が多いです。
上記の症状を感じられましたら、早めに眼科を受診してくださいね。
【追記】
永遠の0(ゼロ)」百田尚樹(2009年7月発売/講談社) 歴代13作目の文庫100万部超え(オリコン 10月11日4時0分配信)
本日のニュースになっていました。私も読んで本当に良かったと思う一冊なのでお勧めです。
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