超音波手術装置の設定

今日は午後に白内障手術が行われました。以前当ブログで述べましたように、核が非常に硬い症例ではtorshonal phacoに限界がありますが、今日は、縦振りの比率を増やし、吸引圧を上げた設定で行い、硬い核でも豆腐のような感覚で掘ることができるようになりました。

おかげで、ストレスなく短時間で手術を終えることができました。

この超音波手術装置では、吸引圧を一定にして流量を変化させる、あたかもベンチュリーポンプのような設定も可能です。小生が行っているearly-chop techniqueでは、吸引圧を上げて核を保持するのがポイントですので、圧一定の設定のほうが具合が良いようです。

新しい器械にも慣れ、手術の安全性がより高まってきたと思います。

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