超音波手術装置の買い替え

今日もお昼から白内障手術が行われました。今週は明日も白内障手術が予定されています。

当院で愛用している超音波手術装置はAMO社の「ソブリン」という機種ですが、導入以来10年を経過し、同社からはすでに後継機種が発売されていますので、今後のメンテナンスのことを考えますと、そろそろ買い替えの時期が来ているのかなと思います。

AMOのシグネイチャー、ボシュロムのステラリス、アルコンのインフィニティあるいはコンステレーションが候補になってきます。当院では、2室を行ったり来たりの手術ですので、白内障手術装置は同じ物が二つ必要です。同じ物が二つあると、バックアップということにもなり、安心です。

硝子体手術にはまた別の器械が必要なのですが、ボシュロムのステラリスPCやアルコンのコンステレーションでは、硝子体に付属という感覚ではなく、白内障手術専用機とほぼ同等の超音波装置がついていますので、硝子体手術用器械が一つ、白内障手術専用機が一つという組み合わせでもOKです。それだと、器械の数が少なくなり、スペース的により好ましいです。

最近の器械では、ベンチュリーポンプによる白内障手術もとても快適です。少なくとも、分割した核を処理する操作、残留皮質の吸引については、ペリスタよりもベンチュリーのほうが使い勝手がよいです。

さて、実際の買い替え機種をどうするか、悩ましい選択になってきます。


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