屈折矯正白内障手術

今日もお昼から白内障手術が行われました。白内障といっても、眼内レンズを移植することにより、屈折異常(近視や遠視、乱視)も改善されます。

現在の白内障手術は屈折手術の側面が多くなって来ています。たとえば、術前の高度近視、遠視は治すのがあたりまえになってきました。昔ならば、片眼手術の場合、「良い方の」目に屈折を会わせるのが普通でした。しかし、その良い方が高度近視ならば、術後、高度近視が残ってしまいます。

そこで、若い人の片眼手術では、良い方の目はLASIKで屈折を治し、白内障手術の目と会わせますし、調節力の失われた世代(50代半ば以降)では、たとえ片眼が白内障のない透明水晶体でも、両眼の白内障手術として屈折値を合わせるのが正解です。

今日も、そのような方が数名おられました。

屈折矯正白内障手術では、両眼を同じ週に引き続き行います。当院だと、火曜に片眼、水曜にもう片眼といった具合です。さもないと、最初の手術の後に強い不同視となり、副作用が出ます。

白内障手術とLASIKを片眼ずつ行う場合でも事情は同じです。これは当院のようにエキシマレーザーのある眼科手術施設でないと行えません。

今日でInfinityは3週目に入りました。torsionalのオジルの癖もだいぶ掴めて来ました。オジルだと横振りが入りますので、溝掘りや核の保持は得意ではありません。そのかわり、分割された核の吸引はとても素晴らしいです。

そこで、核硬度3以上でははじめオジルを解除して縦振りだけとし、核分割が終了後オジルを入れるという風にすれば、違和感がないことがわかりました。すべてフットスイッチで操作できます。


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