今日はお昼から白内障手術を行いました。最近のIOLの主流となりつつあるのは、アクリルの一体型で、当院でも２種類使用しておりますが、今日は初めて、AMO社のテクニス一体型を使いました。プラチナカートリッジを用いますと、2.4mmの切開幅から挿入可能で、これはアルコンのIQに匹敵します。
テクニスは光学部の端に丸みを持たせており、他社よりもアッペ数が高く、着色でないことも特徴的です。カタログデータではとても魅力的ですので、これからが楽しみなレンズです。
先週の月曜に硝子体手術を行いました、偽水晶体眼の網膜剥離ですが、ガスの消失とともに再剥離しましたので、昨日、バックル手術を追加しましたところ、きれいに復位いたしました。
結果論では、最初からバックルも行っておいたほうがよかったことになりますが、バックルなしで治る場合もあるので難しいところです。バックルなしならば、痛みもほとんど無く、外眼部もきれいで、眼球運動障害の可能性もありません。
まず侵襲の少ない経結膜硝子体手術を行い、治癒しなかった場合はバックルを追加するというのも、一つの見識ではないかと思っています。
ST
