コロナからの脱出

緊急事態宣言が解除されてから2ヶ月が経ちました。幸い、コロナパンデミックは収束したままで、再び増加する兆しはありません。発症ゼロということではないにせよ、感染者に触れる機会が極端に減っているのは事実であり、しばらくの安息が得られそうです。

 

とはいえ、海外に目を転じると、やれ「過去最高」だの「オミクロン株」だのと、ワクチンが行き渡っているにもかかわらず、ますます勢いが増しているような印象があります。日本だけが別次元ということで、その理由は何か、海外でも注目されています。

 

1)国民の清潔志向、2)マスクの徹底、3)日本製マスクの性能、4)家で靴を脱ぐ習慣、5)日本語しか喋らないこと、6)デジタル化が遅れていること、7)お箸で食事すること、8)経済成長がないこと、9)デフレなこと、10)オリンピックを開催したこと、などなど、日本に特有とされる項目のうちどれかが関係している可能性があります。

 

私は意外と5)が怪しいと睨んでいます。破裂音、抑揚、母音の数が少ない日本語は、西洋はおろかお隣の国の言語と比べても明らかに静かであり、ひそひそ声で会話が通じます。これは呼吸器感染の予防にとても効果的と思われます。文部科学省を中心に国を挙げて取り組んできた反英語教育(日常生活から英語を排除するシステム)が役に立っているのかもしれませんね。

 

こんな時こそ大いに国民性を発揮して、コロナからいち早く脱出したいものです。

 

ST