コロナ禍の中、今年も暑い日が続きます。
皆さま、体調は大丈夫でしょうか。
「夜間熱中症」で救急搬送される方が増加傾向にあるようですね。
熱中症は、日中に起こるイメージが強いかと思いますが、夏の熱中症の約4割は夜間に発症しています。夜こそ熱中症に注意が必要です。
熱中症の初期症状は、「気分不快」「体のだるさや吐き気」「めまいや顔のほてり」「意識消失の立ちくらみ」「筋肉痛（筋肉のけいれん）」「体温が高い」などがあります。日中はその症状に気付くことができますが、睡眠中はなかなか気付ける症状ではありません。そのため、気付いた時には重症化しているケースもあり、熱中症で亡くなる方の3割以上が夜間に死亡しています。
「夜間熱中症」の原因は
- 昼間に壁や天井が暖められ、蓄えられた熱が夜に放射熱となり室温が上昇する
- 睡眠中は水分が補給されず排泄のみとなるため、脱水状態になりやすい
《夜間熱中症の対策》
- 睡眠環境を整える
寝具はクールダウン効果が高いもの、パジャマは吸汗性があるものを
２．適切な温湿度の調整
エアコンを（除湿を含め）つける
（温度26度以下、湿度50～60％の環境が良い）
３．水分補給を怠らない
入浴前や入眠前、起床時の水分補給
（コップ1杯（約200ml）の水を飲むと良い）
（甘さ控えめのスポーツドリンクでもOK）
重要ポイント：利尿作用のあるアルコール類、コーヒー、緑茶を飲むと、
夜中のトイレで安眠が妨げられるだけでなく、脱水症状に
つながります。寝る前に飲むのは控えましょう。
睡眠中の熱中症は、症状を自覚できないからこそ「予防」することが大切です。
コロナ対策・日々の暑さで疲れやすく、体調を崩しやすいですが、十分な睡眠と
水分補給を忘れずに、元気に過ごしましょう。
HT
