コロナ対策

緊急事態宣言が出されて1週間。街には人の気配が少なくなり、一定の効果を上げていますが、海外のようなロックダウンではなく、強制ではありませんし、電車もふつうに動いています。当院のある地区の回りでも、不動産屋さんなど、これまで通り仕事されているようです。

 

北大の西浦教授がNHKでおっしゃっていたように、人と人の接触を8割減らすと2週間程度で効果が出るはずとのことですので、とにかく人と会わず、自宅にこもるのが一番の感染予防になります。

 

海外ではロックダウンの期間眼科医療機関のほとんどが閉鎖されています。すでに1カ月を過ぎましたが、未だ再開のめどはたっていません。その間も、緊急性を要する治療は可能とはいえ、地区の委員会が厳格に管理しているようです。

 

日本はその点、自主に任せるというのが基本で、いろんなことを自己責任で判断しなければならず、医療機関は大変です。

 

とにかく、来院された患者さんがコロナに感染しているとの前提で、対策を立てる必要があります。マスクを着用しておられない患者さんには当院で対応(簡易ガーゼマスクを装着)。手洗い、アルコール消毒を徹底。患者さん同士密集を避ける。空気清浄機はフル回転。

 

医療スタッフは全員マスクとゴーグル、クレベリン(次亜塩素酸スティック)を装着し、できれば顔カバーを併用。手術数を制限し、スタッフの数を減らす。

 

8割減とは行きませんが、なるべく多くのスタッフを自宅待機といたします。

 

これで、緊急性のある疾患に対応しつつも、感染を減らすことが出来ればよいのですが・・・。

 

医療崩壊を防ぐため、ドライブスルーのPCR検査が行われるように、早くなってほしいです。現状ではトリアージの入り口がありませんので、現場は混乱するばかりです。

 

ST