iPS細胞

2014年9月に、iPS細胞(人工多機能性幹細胞)から作製した網膜の細胞を移植する手術が、世界にさきがけて、この日本で実施されたのは記憶に新しいところです。この時の手術は、患者自身の細胞から作成したiPS細胞が使用されていましたが、この度、他人の細胞を使って作ったiPS細胞を使用する研究の実施計画が神戸の病院で承認されたそうです。
今後、国等の承認が必要とのことですが、他人のiPS細胞を使用することで、低コスト、迅速利用できるなどの利点があり、また一歩進みそうです。


これを機に、加齢黄斑変性症だけでなく、緑内障や視神経疾患、さらには眼科以外の病気の治療法が一新される可能性があり、多くの方が期待を寄せているところでしょう。
1日でも早く、実際の臨床の現場でも実施できるようになるのが望まれます。


TN