OCT検査の実例

院長が昨日ご紹介したOCT検査のちょうど良い例を見つけました。
まずは正常なの目の眼底写真とOCTです。

左が眼底写真、右がOCTです。
次は、星状硝子体症(硝子体に粒々の混濁が生じる体質)の1例です。

星状硝子体症自体は大した異常ではないのですが、眼底はとても観察しにくいのが困るところです。左の眼底写真のようにモヤがかかって見えますので、眼底検査では黄斑部の詳細までは分かりづらいです。
しかし、右のOCTでは(星状硝子体の粒々で少し邪魔されてはいますが)黄斑部は正常ということが分かります。
黄斑部さえ正常であれば、この程度の粒々があっても白内障術後の視力は十分期待できますので、手術をお勧めすることができるというわけです。
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