目をこすると...

5月に入ってからも、花粉によるアレルギー性の結膜炎の患者さんが時々受診されます。もちろんスギ花粉の時ほど大勢ではありませんが、4月から7月にかけてイネ科の花粉が飛散するからです。
ところで、今週来られたアレルギーの患者さんは、ことごとく右目の方が左目よりも充血し、まぶたの裏にはブツブツがひどく出来ていました。
なぜ右目の方が悪化しやすいのでしょうか?
それはまさに利き手と関係があります。
かゆいからと右手でついつい右目をこすってしまい、こすることにより炎症が悪化してさらにかゆくなり、またこすってさらに悪化...という悪循環に陥るのです!
逆に言えば、目をこするのを止めるだけでも改善できる余地があるということです。目をこすればすぐに傷がつきますし、網膜はく離や白内障のリスクも高くなって、良いことは一つもありません。目はこすらないように気を付けましょう。
Ft