三輪明神

だんだんと暖かくなって、アウトドアに最適な季節になりました。


奈良県桜井市にあります大神神社についてご紹介します。

古事記や日本書記にも登場する日本最古の神社の一つです。
三輪山をご神体とし本殿をもたない神社で、縄文時代または弥生時代から自然物崇拝をする原始信仰の対象であったとされています。
三輪山は神官僧侶以外は足を踏み入れることのできない禁足の山とされてきましたが、明治以降は「入山者の心得」なるものが定められ、この規則を遵守すれば誰でも入山できるようになりました。


白ヘビの神様がいるとも言われ、今年の干支はヘビなので、特に参拝者が多くなっているように感じます。
みなさんヘビの好物生卵をお供えしていました。


ご神体の三輪山に入るには、まず境内の摂社・狭井神社社務所で氏名、住所、電話番号を記入し、入山料を納めます。
そして参拝証の白いたすきを受け取り御払いを済ませます。
心得には、道中たすきをはずさない、撮影禁止、飲食・喫煙禁止、草木・土・石を持ち帰らない、お供え物は持ち帰る、三時間以内の下山、山中での情報を他人に話さない・・・等があります。
入山口↓

「敬虔な気持ちでの登拝を願います。」
と書かれており、白装束の人や裸足で登る人も多く見られます。
しかし私は、山登り気分で運動不足解消に・・・。
約4kmの行程で2時間ほどで下山できるので最適なコースなのです。

山中は、湧き水が流れ、木洩れ日で苔がキラキラ光る、まさに癒しの空間です。

1日予定がない日には一人で登拝し、三輪そうめんを食べて帰ってくるのが春と秋の楽しみとなっています。

  M・S