再発翼状片

本日は白内障手術に加えて、再発翼状片の手術、加齢黄斑変性症の硝子体注射を行いました。
再発翼状片は、以前に他院で2回手術をされたにもかかわらず再発したという手強い症例で、予想通り時間がかかりました。
翼状片というのは角膜に結膜が侵入する病気で、以前にもご紹介しましたのでご参照ください。(2010年5月2011年12月
再発した翼状片は周囲の組織を巻き込んで強く癒着し、ひどい場合は外眼筋まで巻き込んで眼球運動障害を来たします。本症例もそれに近い状態で、組織の剥離に苦労しました。もしも再発すれば後に予定している白内障手術にも影響しますので、再発予防のために丁寧に剥離して切除し、その後マイトマイシンCを塗布して、さらに遊離結膜弁移植も施行しました。
また、術後も厳密な管理が必要です。
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