先日、獲れたての珍しい食材をいただいたので紹介します。
「うつぼ」です。
うつぼは歯が尖ったイカツイ顔で獰猛、体も寅のような斑模様と、食すにはちょっと勇気がいりますが、実はなかなか美味なんです。
都会ではせいぜい水族館で観賞するくらいでなかなか馴染みがありませんが、四国や紀伊半島など太平洋岸では食材として好まれているようです。
私の田舎でも今の時期には漁獲されたうつぼを三角形のひらきにして天日干しにします。
獰猛で歯が鋭いため噛まれて怪我をすることがあるので調理する時は注意が必要です。
しかしその味は・・・干物は炙ると皮はパリパリ、白身でプリプリして少し脂がのったフグの様な触感です。
小骨が多いですが見かけによらずなかなか美味しいものです。
鍋に入れたり、から揚げや佃煮にしたり、高知などではたたきにしても食べるそうです。
獲れたてのひらきをいただいたのでマンションのベランダで天日干しにして炙りでいただきました。
尾の方は骨が多いのでよく乾燥させて骨叩きをし揚げ煮にします。これもご飯がすすむ一品です。
地方に行かないとなかなか出会えない食材ですが、コラーゲンが豊富で、良質のたんぱく質と鉄分、カルシウムを含み滋養強壮によいとのこと。
解毒作用があり、産後の母乳の出がよくなるという話もあります。久しぶりのうつぼに舌鼓をうち気持ちもホクホク(＊＾o＾＊)。
これで少しでもこの寒い季節に対抗できれば・・・と思います。
寒さ厳しいおり、皆様どうぞご自愛くださいませ。Ogi
