翼状片による乱視

翼状片は角膜に白い結膜が侵入する病気で、昨年の当ブログ内でも一度登場しました(2010-05-06 - 坪井眼科ニュース

角膜の中央近くまで伸びてくると、角膜にゆがみが生じて乱視を引き起こします。
手術で切除すれば、乱視が軽くなります。上の写真の目の手術前後の検査結果を次に示します。

この検査は角膜のゆがみをあらわしています。色の変化が大きいほどゆがみが大きい、つまり乱視が大きいことを意味します。
術後は著明に色の変化がなくなり、乱視を示す数値も8.1から1.1まで改善しています。
このように、翼状片の手術の乱視に対する効果は良好です。
ただし、翼状片を長年にわたり放置しすぎると、切除しても改善しにくくなりますのでご注意を。
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