前眼部OCTの円錐角膜に対する応用

当ブログ内で何度も登場している前眼部OCTについて、今回は円錐角膜への応用をご紹介します。(参考:5/17、昨年1/21など)
前眼部OCTは前眼部の形状を総合的に把握することができ、当然ながら角膜の形状も詳しくわかります。
角膜は以前から角膜トポグラファーという検査器械で形状解析できましたが、残念ながら高度の円錐角膜や不正乱視では測定困難でした。
前眼部OCTでは従来の器械で測定困難だったような角膜でも十分に測定可能です。
角膜周辺部までしっかりと形状が把握できますので、円錐角膜へのハードコンタクトレンズ(HCL)処方にも役立ちます。
(前眼部OCT発売元のトーメーさんのホームページで、かなり専門的な内容まで紹介されています。)
これにより、いままでは熟練した眼科医による職人芸だった円錐角膜へのHCL処方が、少しは身近なものになっていきそうです。
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