鬼に金棒!前眼部OCT

当院で愛用している前眼部OCT「カシア」が最近バージョンアップされました。
(この検査器械については、当ブログ内でたびたび登場しておりますので、詳しく知りたい方は過去の記事をご参照ください:
角膜の形状を調べる検査(トポグラフィー)においてフーリエ解析ができるようになり、不正乱視の検出などがしやすくなりました。(図1)
また、円錐角膜や角膜拡張症などのスクリーニングができるようになり、レーシックの適応検査や術後の評価に役立ちます。(図2)
他にも、過去にご紹介したような乱視用眼内レンズの軸決めができるようになったり、過去のデータとの比較がしやすくなった、など、役立つ機能が全般的に増えました。
もともと他の角膜形状解析装置に比べて、角膜混濁に強い、角膜前面と後面の形状が把握しやすい、フラップや隅角まで評価できるなど優れた点が多いので、上記の機能が加わればまさに鬼に金棒です。
図1
図2
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