ある日のこと…

ある病院へ付き添いで行く機会がありました。
そこは大きな病院でしたが、とてもきれいで清潔感がありました。ナースステーションもオープンで開放的でした。今まで歴史ある病院にしか縁がなかったからか、病棟にはどうしても暗いイメージを持っていたのですが、スタッフの制服もきれいな水色で統一され、ベッドサイドの家具やカーテンなど汚れもなく暖かい感じのもので揃えられていて、それだけで全く違った気分になりました。
担当の先生は、素人にもわかりやすくユーモアを交えながら、楽しいと言えば少しおかしいですが、絵を描きながら講義のようなとても面白い病状説明をしてくれました。
病院などへ行くと、だいたい職業柄か「これはあまりいい気分がしない」とか「この対応は考え直した方がいいかも」など、人の振り見て…の部分が多かったような気がしますが、今回はこれは素敵だな、と思うところを数多く見つけられました。
毎日同じように働いていると、客観的に見ることも疑問に思うことも忘れてしまいがち…。大きな病院だと、こういったことを専門にされている方がおられるかと思いますが、普通の医院にはなかなかいませんよね。気付いたことやこうすればいいのに…という想いを心に秘めていたり、気付いた人が最後までやり遂げなければ!感が、なきにしもあらずでなかなか言い出せなかったりではないでしょうか。一人ひとりが、気付いたこと感じたことをもっと生かしていけるような環境があれば、もっと素敵なクリニックになるのかな…と思います。


K.A