DMに対する早期硝子体手術

今日はお昼から白内障手術を行いました。2時過ぎに開始し、4時過ぎに終わりました。順調でした。

時間がかかるのは、核が非常に硬い時、チン氏帯が緩い時、瞳孔が小さく癒着している時、などなど、普段の倍はかかってしまいます。それでもあせらず、時間通りに終わろうとせず、ゆっくり目を心がけていると、破嚢などの大事に至ることなく、結局は時間通りに終えることができます。

昨日はお昼から硝子体手術のトリプル手術や斜視手術を行いました。斜視はもちろん成人の方で、美容的な改善が目的です。

最近トリプル手術が増えています。これは多分、MIVS(Microincisional Vitreous Surgery)になって、硝子体手術の敷居が低くなり、DMに対する硝子体手術を比較的早期に行うからだと思います。

白内障手術を耳側角膜切開で行った後、経結膜的に硝子体手術を行います。初期例だとカッターのみで十分ですから、傷も少なく、器具の出し入れもほとんどなく、予後良好です。術後、ちょっと見ただけでは、普通の白内障手術とそんなに変わりません。

白内障手術とレーザーもその場ですんでしまいますので、患者さんの(肉体的)負担も少ないです。


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