プロフェッショナル

 白内障手術は、瞳の奥にある濁った水晶体を超音波装置を使って取り除き、眼内レンズを入れられる手術です。
近年眼内レンズは、黄色に着色されたものが開発されていて、ヒト水晶体の加齢変化に近づけるようになっています(人の水晶体は加齢ともに黄色みを帯びる)ただこの黄色の着色レンズは目の中に入っても黄色に見えるものではなく(25歳の健常な水晶体と同等の短波長光フィルター効果のため)、① 眩しさの軽減 ② 色感覚変化の予防 ③ 網膜光障害の防御 などの期待ができるのです。
が、しかし『黄色のセロファンをかぶせたように見える』と言われた方がおひとり、、、、、白内障を手術されるには少しお若い年齢と片眼だけという条件かなぁ〜とも思われましたが、その様な方は今までにもたくさんうけていただいておりますし、、、、、『チャイニーズホワイトの白を見ると特に黄色みががる』「チャイニーズホワイト?」カルテの職業欄を拝見すると『 漫画家 』視力検査の時も見慣れない特殊なのぞき棒のような物を持ってこられ、のぞいておられたのをお見受けいたしました。≪プロですねぇ〜≫ 普通に見えないものが見える、研ぎ澄まされた能力をおもちなのでしょう。日々の訓練の賜物です。「凄いですねぇ〜」「偉業です!」「今まで見えるとおっしゃった方、当院ではおいでになりません」「さすが、凄い身体能力をされています」と感嘆と称賛のことばしかでできません。『よく見えています』と喜んでお帰りいただきました。
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