防火防災管理者講習と3色ボールペン

昨年から院内に防災管理部が誕生し、防災対策、マニュアルの作成を行っています。

防災管理部に任命されたことをきっかけに、大阪市消防局が行っている防火防災管理者講習を受けさせていただきました。

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たくさんのテキストとともに2日間の講習を受けて、最後にテスト、資格取得という流れです。

持ち物に「筆記用具」と丁寧に記載がありました。

赤線引いたり、青字で追記して…と考えながら3色ボールペン1本を持って準備万端でした。

最後のテストが配られるまでは・・・

テストあるの分かってただろ!鉛筆と消しゴムだろ!

と完璧だと思っていた3色ボールペンを恨みながら、受講番号84と書いて、

私ひとり、一度記入したら二度と訂正することができない無駄な緊張感のもとテストを受けました。

 

結果、自己採点でテストの点数は関係なく、甲種防火管理者と防災管理者資格を取得することができました。

良かったです。感謝です。先に言って欲しかったです。本当に。

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講習は防火が主でしたが、「衣服に火がついたら、立たず走らず、床に転げ回りましょう」など、

冷静に考えれば分かるけれど、咄嗟だと立って走って髪に引火して顔や気道も火傷してしまうだろうな、

とひとつひとつ勉強になる内容でした。

講習を活かして耐震だけでなく防火対策も強化していこうと思います。

 

M.S

大阪マスクコレクション2021

昨年の今頃、店頭からマスクが消え、ネットでは通常価格の3〜5倍に高騰し、道端で外国製マスクの出店がありました。ネットで高値で買った使い捨てマスクを陰干ししたり消毒スプレーして最低2回は使っていた日々が懐かしいです。

1年たった今...巷には使い捨て不織布マスクは溢れ、ウレタンマスク、布マスク、タオルマスク、デニムマスク、レースマスクなど、素材もカラーも豊富です。スーパーには「マスクコーナー」もあり、もう十分あるのについつい覗きに行きます。

私の独断と偏見と好みでマスクコレクションしました。(これらは全て全国マスク工業会会員のマーク有)

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マスクコレクション by Y.T

右上から信用度が高い、つけ心地が良い(単に珍しいというのもありますが...)という基準で並べました。上段左端はユニクロマスク、下段左端はシャープのマスク(知り合いの人からお裾分けでいただきました)シャープのマスクは信用度高いですが、貴重品なので使わないからこの位置です。

 

「ほんのり香る」とか「小顔に見せる」とかはもはや本来の目的から大きくずれているような気もしますが、どうせマスクをするなら楽しみたいものです。

 

配布された「あ○のマスク」はどの場面でも使い難いし、顔がはみ出るので番外。

 

仕事、人混みへ行く時、散歩、買い物、日焼け予防などTPOで使い分けしています。

今後も当分はマスクは手放せないと思うので、安全でつけ心地が良く、お洒落なマスク選びを心掛けます。

Y.T

 

 

2度目の緊急事態宣言

2度目の緊急事態宣言の真っ最中です。大阪はじめ大都市では期限が延長されました(一応3月7日まで)。われわれ医療機関も緊張感を持って対処しておりますが、前回(昨年4月)とはやや異なります。

 

前回はなにせ未知のウィルスであり、怖さが先走りましたし、用意が出来てなかったということもあり、緊急性の低い手術は延期の方針が立てられました。医療資源をコロナに集中する必要があったからです。

 

ご存じのように、マスク、消毒薬が品不足になり、手術用のマスク、手術着が入手困難になりました。PPE(Personal Protective Equipment)の不足から、雨合羽を供出したこともありましたね。

 

幸い今回はその点での問題はありません。また、コロナの実態も分かってきました。医療崩壊を避けるためには、当院のような失明に直結する眼疾患を扱うところや救急病院など、むしろ診療の継続が求められています。

 

緑内障や網膜疾患など緊急性の高い疾患はもちろんですが、白内障でも受診が遅れることにより緑内障を併発したり、手術が難しくなったりすることがあります。油断は禁物です。

 

蜜を避けるため、1日あたりの手術予約数を制限しています。それでも手術日を増やすなどして、なるべく速やかに対応できるように心がけています。コロナを怖がって受診が遅れることのないようお願いいたします。

 

ST

カニ

コロナと言われてから1年が過ぎ、自宅で過ごす時間がほんとに増えました

この時期だと、旅行先でカニを食べたりとか以前はできていましたがそれができません

旅行でとは難しいですが、お部屋でカニ料理を戴きました

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カニ刺しは、トローっとして甘かったです

個人的に楽しめたのは、焼きガニです

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炭火で焼かれたカニの香りがよかったです

焼きガニは旨みが凝縮された感じで美味しかったです

カニは高タンパク低カロリーなヘルシー食材で、栄養価も高いみたいなので、そんなカニをお腹いっぱい食べれて幸せでした

 

y.n

防災研修 Part3 ?

 今月院内で防災対策の研修をしていただき、ブログを見ても、スタッフの皆さんの意識が高まっているなーと感じます。

 私も足りない防災グッズを買い集め、家の中の高所にあるものを点検しました。食器棚の上に卓上コンロやめったに使わないタコ焼き器をのせていましたので片付けました。

 
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 広い家ではないので空いたスペースがあるとつい物を置きたくなりますが、頭上は要注意です。

 去年9月頃、台風が来ると予測されていたのに雨だけで逸れたことがありました。雨がやんだので、大和川沿いにジョギングに出かけるといつもの河川敷に異変が!


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河川が溢れて通れなくなっていました。


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こちらが普段の河川敷です。

多めの雨だけでも溢れる河川。震災時にはどこまで浸水してくるのかと本当に心配になりました。

 「日頃から備えてもいざというときは動けない」そのことを初め、大変勉強になりました。研修を開いていただき感謝いたします。

          ik

緊急事態宣言が発令されてから、2週間が過ぎました。実行再生産数はわずかに1を切り始めているみたいで、大きな感染拡大は止められているものの、まだ高止まりの状態です。
やはり、ワクチン頼りなんでしょうか。
ワクチンに関しては、賛否様々な意見があるでしょう。
先行しているイスラエルの結果を見る限り、初期段階のデータであったり、検査対象が限定的とうことがあるにしても、摂取後の陽性率、副反応等、個人的には効期待できるものだと思っています。
この不自由な日常を終わらせるためにも、ワクチン摂取は、速やかに受けたいと感じています。


病床の逼迫、自宅療養者の急変等を考慮し、念のためパルスオキシメーターを注文しました。
使用する機会はないと思っているし、そういう機会が今後もでないように日々気をつけますが、備えは大事です。


TN

作曲の背景

わたしは伝記のたぐいが好きで、特に作曲家の伝記は毎日のように読んでいます。昨年生誕250年だったベートーヴェンの伝記はいくつも読みました。最近2回目の読了をしたのが、青木やよひ著「ベートーヴェンの生涯」(平凡社)です。

 

ベートーヴェンに限らず、名作を書いた作曲家がどのような背景で書いたかに興味があるからです。クラシックの大作は現代ではもう出来ません。現代社会が要求しないこともありますし、時代の雰囲気が合わない。ベートーヴェンの真似をして作品を世に問うた詐欺師の心情もなんとなくわかります。

 

ベートーヴェンの時代は何といってもフランス革命の影響が大きいです。貴族社会が崩壊し、市民が発言するようになって、ベートーヴェンのような非貴族の音楽職人のインスピレーションが最大限に刺激されたであろうことは容易に想像できます。

 

1790年ごろのソナタと1800年になってからでは、自由な発想、感情の発露という点で大きな違い(進歩?)があります。月光ソナタ、熱情ソナタなどです。

 

青木さんによれば、ベートーヴェンの女性関係と作品のからみもまた面白いです。有名な「エリーゼのために」はベートーヴェンの恋人とされたテレーゼのためにを間違えて表記したとの説がありましたが、青木さんによればエリーゼとは作曲家フンメル夫人のエリーザベトのことだそうです。

 

テレーゼのためには作品78という立派なピアノソナタがあり、簡素な「エリーゼのために」とでは違いすぎます。後者は素人が弾きやすく、親しみやすい曲想であり、フンメル夫人のためと考えた方が自然ですね。

 

1810年ごろ、ベートーヴェンは人妻に恋しています。これが青木さんによるといわゆる「不滅の恋人」で、お相手はアントニア ブレンターノという、イタリア系の女性です。最初はアントニアと夫が不仲で、ベートーヴェンがなぐさめているうちに親しくなったとか。

 

ところが、すぐに別れの時がやってきました。カルロヴィヴァリ(ボヘミアの保養地)での出来事です。ベートーヴェンは夫人と別れたあとも家族付き合いをしており、10年ほど後に、夫人には「ディアベリ変奏曲」娘にはピアノソナタ作品110(30番)という、とっておきの名曲を献呈しています。よほど大事な相手だったのでしょう。

 

ベートーヴェン以降のいわゆるロマン派の作曲家は、すべからく貴族社会から市民社会への移行のはざまで産み出されたものでした。この時代特有であり、二度と再現不可能な出来事でした。

 

シューベルトウェーバーベルリオーズシューマンショパンメンデルスゾーン、リスト、ワグナー、ヴェルディなどです。クラシック音楽のコアなメンバーがほぼ同世代です。

 

ST