トレンド?

視野に糸くずやゴミ、水玉のような物が見えるという症状があります。蚊が飛んでいるように見えることから、その症状を飛蚊症と呼びますが、この飛蚊症を主訴に来院される方は、ほぼ毎日のようにいらっしゃいます。

そのほとんどは生理的なもので、治療を要することは少ないですが、中には網膜裂孔や網膜剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎といった病的な飛蚊症もまれに認められます。
網膜剥離の有病率については約1万人に1人程度ですから、そんなに頻繁に見る疾患ではありませんが、何故か流行りがあるんです。
しばらく見ない期間が続くこともあれば、毎週のように治療をすることもあります。
今年も、GWから2カ月間程、毎週網膜剥離の手術が続き、その後は一旦落ち着いていましたが、先週くらいからまた網膜裂孔、剥離が続いています。しばらく要注意期間です。


TN