コロナが普通の風邪に

来週、5月8日(月)からコロナが3類から5類に変更になるのを受け、生活を徐々に普通に戻すべく、入国審査を簡略化したり、マスクの着用を求めなくなったりと変化してきています。

 

何事も前例主義の日本では、なかなか一気に変わることが困難ですが、それでも、海外旅行者がマスクをしていないのを見るからか、ミナミの繁華街ではマスク着用者が少数になってきました。

 

ソーシアルディスタンスやマスク、手洗い、うがいは感染防御にとって効果的なのは言うまでもありません。コロナの自粛期間には「風邪をひかなくなった」とか「インフルエンザをみかけなくなった」との声が多かったです。

 

しかし今後は、これらの自粛が解除されますので、そんなわけにはいかないでしょう。コロナが5類になったというのは、それを見越したうえでのことです。コロナの危険度がインフルエンザと同等かそれ以下になったからです。

 

「それでもコロナ風邪は嫌だ」と思う人は、従来通りの防御スタイルを継続したらよいでしょう。しかし、公共の場でマスクの着用を求められることはありません。

 

この3年間の行動制限のせいで、眼科から遠ざかった患者さんがとても多いです。春先からそのような患者さん(新患)でごったがえしています。

 

実際、治療が手遅れになった患者さんも多く見かけます。知らない間に緑内障が進行し、手術をしても視力回復が見込めない状態などです。

 

少しでも異常を感じたら、早期に受診されることをお勧めいたします。視機能の低下は今のコロナよりよほど怖いです。

 

ST