YAMAHAの楽譜セール

診療所の前の四ツ橋筋を渡って200mほど南に歩くとYAMAHA大阪店があります。もともとは心斎橋筋にあったのですが、いつの日かこちらに越してきたみたいです。何階もある大きなビルで、東京銀座にある店に匹敵する構えです。

 

ピアノやドラムなどの自社製の楽器の販売がメインですが、音楽書籍や楽譜も多く取り揃えています。

 

今や楽譜はアマゾンなどのネット販売が主流になってしまいましたが、やはり実際に手にとって見てから買うのは格別の良さがあります。と言いますのも、同じ曲の楽譜でも出版社や校訂者が変わると内容が大きく変わる上、使いごこちが良いかどうかは実物を見なければわかりません。

 

後者についていえば、まずは製本の出来栄えが大切です。楽譜はピアノの前に立てて見ながら弾くことも多いので、一度開いたらそのままであってほしいのですが、製本が悪いとすぐに閉じようとします。見開きの良い本はページが取れやすいこともあり、強くかつよく開くというのはなかなか難しい技術なのです。

 

ついで、音符の大きさ。小さすぎると見にくいですが、大きすぎても1ページに収まる量が少なくなりすぎます。音符の印刷滲みがないかどうかも重要です。

 

良い編集の楽譜は、見やすい上に適切な運指がついており、片手が空く時にちょうどページがめくれるような配慮がしてあります。

 

出版社は数あれど、上記の観点から優れているのは、ヘンレ、ペータース、ベーレンライターのドイツ御三家でしょう。

 

YAMAHA大阪店では不定期に楽譜のワゴンセールがあり、なんと!90%offになってたりします。これはすごい。

 

シューマンの歌曲集第1巻、ウェーバー ピアノソナタ全集、モーツァルト コンチェルト10番(2台のピアノのための)、シンディングの「春のささやき」などゲットしました(全てペータース原典版)。

 

地の利を生かして、ワゴンセールを最大限に利用させてもらってます!

 

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