ショパンのワルツは、子供の頃最初に手掛けるショパンとして、ピアノを習ったことのある人なら誰でも知っています。
ショパン自身も自分の生徒にノクターンとならんでワルツをよく与えていたようです。
そんなわけで、ワルツが献呈されたのは、ほぼすべて女性で、マドモアゼル~やマダム~です。
ワルツはショパンの中では平易ですが、中には作品42(5番)のようにヴィルツオーゾ ピースもあります。ショパンらしい華やかな技巧が素敵です。
この曲は作品番号付きのワルツでは珍しく献呈がありません。貴族の子女には難しすぎると思ったのでしょうか。
ショパン自身はこの曲を晩年に演奏会で取り上げていますし、シューマンはこの曲を絶賛したとのことです。知る人ぞ知る曲です。
ワルツの楽譜では、ペータースの新批判版が最も新しく、充実しています。
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