出口戦略

昨日、政府により緊急事態宣言が5月31日まで延長されるとの説明がなされ、しかも内容があやふやだったため失望していたところ、本日、大阪府で出口戦略の「大阪方式」が示され、ホッといたしました。

 

当ブログで書きましたように、4月はじめに宣言が出された後、新規感染者数を指標にすれば、目に見えた成果が出ております。これはきっちり評価しなければなりません。海外でもロックダウン後大体2ヶ月を経て、元に戻す動きが出ています。

 

大阪府の吉村知事は、「1日の新規感染者で感染経路を追えない人が10名未満」「PCR検査における陽性率が7%未満」「重傷者をケアできる病床の占拠率が60%未満」という具体的な数字を示し、これが最低7日間続いたら宣言を徐々に解除できるとの見通しを、政府に先駆けて示しました。とても勇気のある決断だと思います。

 

関テレの報道によれば、実際、大阪で、この3日間はこの条件が満たされているとのこと。希望が出てきました。小生の予想通り、5月下旬には何らかの方針が示されそうです。

 

未知の感染症ゆえ、恐怖が先にたってしまいがちですが、風邪やインフルエンザと同じくウィルス感染ですので、適切な対策を講じることにより、防御が可能なはずです。

 

要は、きたない手を鼻や口に持っていかないことです。あやしい場合、頻回に手洗い、アルコール消毒。家に帰ったら、まず洗面所へ行って、手洗い、うがい。マスクの表面は汚いので触らない。一度はずしたマスクは出来たら交換。再利用する場合は、陰干し一週間。

 

神戸市立中央病院の患者さんを対象とした抗体検査では、コロナに対する抗体を持っている人の割合は3%でした。兵庫県の人口が500万とすれば、15万人がコロナウィルスに感染したことがあることになります。一方、今日までの発症者は700名ほどで、死亡者は20名弱ですから、感染したとしても発症率は0.5%、死亡率は0.01%となります。

 

インフルエンザ(致死率0.001%)の10倍程度の怖さです。インフルエンザよりは怖いとしても、経済を全面ストップするほどのものでしょうか?

 

ST