手術の音楽

いつも手術の際、バックグラウンドミュージックに職員が気を利かせて、クラシックの有線をかけてくれています。モーツァルトやロマン派のピアノ音楽が主体のようで、いつも同じプログラムですので大体覚えてしまっていますが。

モーツァルトは確かに綺麗な音楽ですが、手術とは合わない気がしています。ちょっと重たいと言いますか、深刻なメロディーが流れてくると、ドキッとすることもあります。逆にやけに表面的だったりします。上がったり下がったりの音階の後トリルで終わるワンパターン。その点、バッハやヴィヴァルディなどのバロックが手術には良いですね。

ところで、バッハ、メンデルスゾーンシューマン、ワグナーの共通点はわ。かりますか?皆、ドイツのライプチッヒに関係していることです。ライプチッヒとドレスデンは19世紀まではザクセン王国で、経済的にも文化的にも東欧の中心でした。

ショパンポーランドを出た後、ライプチッヒでシューマンに会い、ウィーンへ行きましたが注目されず、結局パリに落ち着くことになりました。

ワグナーはライプチッヒの音楽学校で学び、オペラの大作曲家になりました。若い頃はザクセンドレスデン)歌劇場のシェフに憧れましたが、メンデルスゾーンがいたので叶わず、リガなどでドサ回りを強いられました。

シューマンはライプチッヒ近郊のツヴィカウの生まれで、ライプチッヒでクララ ヴィークと結婚し、音楽出版業、作曲家になりました。

ライプチッヒから南へ下った所に、カルロヴィバリという温泉地があり、保養地として栄えました。今はチェコスロバキアになっています。

ショパンモーツァルトが滞在したことでも有名です。10年ほど前に一度だけ行ったことがあります。

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