多焦点IOLの増加

台風一過、心地よい風が吹いています。ずいぶんと過ごしやすくなりました。

今日はお昼から白内障手術を17件行ない、そのうちの6件が多焦点IOL移植でした。月の最後の週は2週目が月跨ぎとなりますので、多焦点の連日手術が組まれることが多いのです。

先週末は東京の勉強会に出張し、簡単な講演も行ないました。過去1年のデータでは、多焦点IOLを157件行なっていました。前年と比較しても増加しているようです。

同じ期間にタッチアップレーシックを10件くらい行なっていますので、タッチアップに至る率は7%くらい、20件にひとつくらいとなっています。それ以外の90%以上は裸眼視力良好ということは、屈折誤差もそれほど多くは出ていないということになります。

テクニスマルチやレンティスのデータが蓄積されていることに加え、IOLマスター700の性能が優れているからでしょう。

手術ではCCCのコンプリートカバーを全症例で行っているのも、屈折の安定につながっていると思います。

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